予防医学豆知識

大腸の健康を守る、善玉菌を増やす、腹部刺激する運動も効果!!

01月05日

かっては便を排泄するだけの器官と思われていた「大腸」、現在健康・幸寿に関わる器官として注目され、大腸の状態良好に保つ「腸活」に関心が高まっている、カギを握るのは食事と生活習慣だ。

大腸は小腸で消化・吸収された後に半液状になった食べ物のカスから水分やミネラルを吸収。便を生成して一時的にためた後、肛門へと送り排泄するのが主な働きで、大腸には千種類・100兆個以上の細菌が生息していると言われる。

この腸内細菌叢(腸内フローラ)が、健康・長寿のとって重要であるとわかってきた。

腸内フローラは健康に有用な働きをする善玉菌、有害な影響をもたらす悪玉菌、状況に応じてどちらにもなる日和見菌に大別されてきた。その割合は善玉菌2、悪玉菌1・日和見菌7が理想的とされてきたが、近年は多種類の細菌が共存する多様性が重要視されるようになっている。

特に増やしていきたいのがビフィズス菌や酪酸産生菌。これらは大腸の環境を弱酸性に維持し、悪玉菌の増殖を抑制したり、腸管の上皮細胞のエネルギー源としてバリア機能を維持し、過剰な炎症を抑える免疫細胞を増やす働きなどがあります。

大腸を良好な状態に保つには、食事で食物繊維を多く含む食材や、ヨーグルトを積極的に食べましょう。

また生活習慣にも気をつけ、ストレス・運動不足等で、腸の働きが低下するので、自分なりにリラックス法を見つけ、体を動かすように心がけたい。

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