予防医学豆知識

マグネシウム不足、体内酵素の働き低下、糖尿病・血圧上昇に関与!!

10月06日

マグネシウムは5大栄養素の一つであるミネラルの中でも、人間の体に不可欠な必須ミネラルに分類される。

主な働きとして、ブドウ糖からエネルギーを作り出すときに必要な体内酵素を活性化させる、骨の柔軟性や弾力性を高め、筋肉の動きスムーズにする、血圧を適正に保つなどがあげられる。

マグネシウムは体内で合成できず、食品から摂取し、必要摂取量は年齢や性別で異なるが、現代日本人は不足に陥っているという。

一つの要因として、食生活の欧米化、加工食品やファーストフード中心の食生活ではマグネシウムは十分に取りずらい。

もう一つの要因として、ストレス、これが慢性化すると生活習慣病の引き金になり、マグネシウムが不足すると、インスリンのホルモンの働きが弱まり、高血糖状態が続くようになり、全糖尿病患者の9割以上を占める2型糖尿病という病気になる。高脂肪・高カロリーな食事や運動不足が原因とは、一概にそれだけとは、言えないのです。

またマグネシウム不足は、高血圧も引き起こしやすく、これは同じ必須ミネラルであり、常に相反する働きをするカルシウムとのアンバランスが関係しカルシウムは筋肉を収縮させ、マグネシウムは弛緩させる。 血管を動かす筋肉の細胞内のマグネシウムが不足し、カルシウム過多になると、血管収縮が強まり、血圧が上昇するのです。

カルシウム過多・マグネシウム不足は、他にも骨粗鬆症・尿路結石などにもなりやすく、バランスよく摂取すことが健康維持につながる非常に重要なことなのです両者が拮抗することで体の様々な機能が正常に保たれるのです。

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