新型コロナ禍で外出の機会が減ったとはいえ、適度な運動は心身のリフレッシュに欠かせない。ただ中高年になると、慣れない運動でふくらはぎの肉離れ(テニススレッグ)を起こすことも。
テニススレッグはふくらはぎの肉離れの通称。筋肉が縮んだ状態から急に引き伸ばされるなどして筋肉が断裂してしまう状態。 テニスでサーブをするときに多く、こう呼ばれるようになったとされます。
他にも、球技で急にダッシュや方向転換、ジャンプといった動き、十分な準備運動をせずに走り始めたりしたときにも起こります。
発症時に適切な処置しないと筋肉の中で出血が広がって、痛みが大きくなるばかりか、そのままにしておくと柔軟性が失われ、再発しやすくなります。
テニスレッグになった時の対処法として、いったん運動をやめ、『RICE・ライス』と呼ばれる処置をして欲しいです。安静(Rest)・患部を冷やす(Icing)・包帯などで巻いて圧迫(Compression)・心臓より高い位置まであげる(EIevation)方法だ。
治るまで約30日、ほぼ一か月ほどはかかっているようです。大切なことはしっかり治してから運動を再開すること。「動けるから大丈夫」と無理をしてしまい、結果して筋肉へのダメージ大きくしている人が少なくない。
予防法としては、筋力トレーニング・体の柔軟性を維持するストレッチがよく知られているが、これだけでは完全に防ぐには難しい。重視するのは、筋肉の縮む筋肉・伸びる筋肉をうまくバランラスを取るように筋肉をコントロールする神経の働き、これが加齢によりバランスが崩れ、筋肉に異常な負荷がかかるので、神経と筋肉の連携をよくするように日頃から筋肉の動きに意識するのが大切。またこの時期は水分不足で筋肉が硬くなりやすいのでしっかり水分補給・また運動前にあらかじめ体を動かしておくのも必要、適切な運動の知識と習慣を身につけて、脚のトラブルを防ぎましょう。