予防医学豆知識

夏のミネラル補給、発汗で排出/暑くても汁物飲んで!!

07月05日

夏を迎え、何かと汗をかく場面が増える。脱水症を防ぐため水分をしっかりとることに関心が向きがちが、汗をかけばミネラルも失いやすい。体調維持に欠かせない栄養素だけに、上手に補給し夏バテを防ぎたいものです。

カルシウムやカリウムなどのミネラルは、たんぱく質や炭水化物・脂質・ビタミンと並ぶ栄養素。細胞や臓器の働き、神経の伝達などの体の反応を円滑に進めるための欠かせない栄養素、不足すると疲労感が増し食欲不振になる。ミネラルは体の中で作り出せないため食事を通じて取る必要がある。

夏はこうしたミネラルを失いがち、大量の発汗で排出され不足したり、暑い日中に屋外を歩くなどのストレスで、体に負担をかける物質も発生するが、それを抑えるために一部のミネラルが使われるのです。また、腸管での吸収率が減少するミネラルもあります。

暑さなどで食欲が低下すると、あっさり系の食事ばかりを選択しがち、そうすることにより、エネルギーは足りてもその他の栄養素が取れず必要なミネラルが不足します。

それでは、ミネラルをどのように摂取すればいいのか?、ミネラルの働きは互いに影響しているので、どれかが突出して不足しないように、まんべんなくとることが重要になります。例えば、カルシウムは骨を作るが、効果的に働くようにマグネシウムが補助してる。カルシウムを十分に取ってもマグネシウムが不足していれば働きが低下するのです。

またマグネシウムが不足すると、疲労感や血圧上昇を引き起こしたりもします。マグネシウムの摂取は、緑色の葉物野菜や海藻にに多く含まれます。

あと、亜鉛は不足すると、免疫力が低下し様々な体調不良につながります。摂取は肉や魚などに多く含まれています。

とにかくいろいろなミネラルを過不足なく取り入れていくには、まずはしっかり一日三食多種類の食材を用いた主菜と副菜がそろった食事をとることです。

また、夏場は、脱水症状を防ぐため、水分を多く取りがち、特に高齢者は、体内でのミネラル濃度が低くなってしまいがちなので要注意。

上手な水分摂取としては、みそ汁やスープを積極的に飲むことを心かがたい。もちろんアルコールは飲みすぎに注意、」十分な睡眠をとってストレスを抑えてこの夏を乗り切りましょう!!

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