予防医学豆知識

夏風邪?カビが原因かも!!

07月05日

梅雨になると気になるのがカビの発生。知らぬ間に体内に入り込み病気を引き起こ巣場合があり、症状が、夏風邪に似ていても実はカビが原因という病気も。・・・!

カビは真菌類と呼ばれる微生物の一種。目に見えないが至る場所に存在し、その種類は30万種類を超えるという。人は毎日1万個以上の生きたカビを吸い込んでいると言われます。

例えば、肺に入ったカビの種類によっては、しつこい咳を伴う病気で、その一つがトリコスポロン・アサヒと言うカビで、それを吸い込むと、アレルギーを引き起こす「夏型過敏性肺炎」になる。主な症状は、乾いた咳・肺の炎症が進むと、息苦しさも伴う。慢性化すると肺の壁が厚く硬くなり、元に戻らなくなります。

また、湿った咳と痰が続き、重症になると血痰が出るのが「慢性肺アスペルギルス症」原因となるアスペルギルスは、味噌などの発酵食品を作るに使うコウジカビの仲間。調査によると国内の病院で死亡した人の20人に1人でカビの感染が確認され、最も多いのが、このアスペルギルス症だという。

梅雨は、」空中のカビが最も増える時期で、カビは胞子を飛ばし、人間の皮脂やほこり、せっけんかすなどの栄養源に付着して発生し、繁殖する。

カビを吸い込むのは避けられないが、吸う機会をなるべく減らすのが感染予防の第一歩。特にこの時期は家の中の環境を清潔に保ち、カビの発生を防ぎのが重要です。

カビの種類によって、生息しやすい場所があって、トリコスポロンは湿気を好み、アスペルギルスはほこりのある場所を好みます。

ですので、場所場所によって、室内のこまめな換気・水回りの掃除、後エアコンのフィルターは定期的に掃除・使用後は送風に切り替え、30分ほど内部を乾かしてから電源を切りましょう。また、湿気が残りやすい浴室は換気をよくして、入浴後に浴室内の水分を拭き取り、週に一度は50度台のお湯で10秒ほど浴室内を洗い流すなどで、湿気・ほこりを除去しましょう。

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