予防医学豆知識

リンパの滞り、どう改善!!

07月07日

体の中を巡っているリンパは、不要な脂肪やたんぱく質などの老廃物を回収し、健康を維持する大事な役割を担っています。その働きが悪くなると、むくみの症状がでやすくなります。では、リンパの流れを良くするには普段から、どう心がけけたらよいのでしょうか!!

リンパ管は、いわば排水管の一つで、動脈を流れる血液は、その成分の一部が血管の外に漏れ、細胞に酸素と栄養分を届け、代わりに老廃物を受け取って心臓に戻ります。その時に通るのが、リンパ管です。

リンパ管を通るのは、余分な脂肪やたんぱく質など、分子の大きな粗大ごみを含んだ水分で、そのうちリンパ節と言う有害物質をさえぎるフィルターの役目をする器官を何度も通過して、体内の浄化に一役買っているのです。

このリンパ管を通過していく水分は、全体の一割ほどで、後の九割はもう一つの排水管静脈を通って心臓に戻っていきます。

この二つは、心臓がポンプとして勢いよく働いている動脈に比べて流れはゆるやかなので、比較的細き筋肉を持つ、女性や高齢者は、むくみが出やすい。

では、リンパの流れを良くするにはどうしたら良いか?それは第一のまめに手足の筋肉を動かすこと、特に足首を動かせば、ふくらはぎの筋肉を使う、ふくらはぎは、足のリンパ管の大事なポンプになっているので、意識して動かしたい。 第二に腹式呼吸、ゆっくり、深呼吸を繰り返すことで、お腹のリンパ管を刺激するので有効です。

第三に、少しでも機会があれば、横になること。人間は二足歩行なので、どうしても重力に逆らってリンパ管が働いているので、その影響を小さくして、流れを良くしてやることも必要です。健康な状態なら、こうした軽い動きを心がけることで、流れがずいぶんよくなります。

とにかく、よく歩いて、筋肉を動かすこと健康な生活を維持することを第一に考えましょう。!!

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