スマートフォンにパソコン、携帯型ゲーム機、女性のハイヒール・・・・。現代生活は姿勢が悪くなるものばかりで、普通に暮らしていても猫背になってしまいます。 しかし、たかが猫背とは侮れません。猫背は、肩凝りや腰痛など様々な病気の原因とないっている可能性があるのです。
「写真を撮るとき二あごを引くように言われる」・「座るときに背もたれによりかかる」・「足を組むことが多い」・「スマホをよく見る」一つでも当てはまると猫背になっている可能性があります。
人間の背骨は緩やかにS字を描きながら頭部を支えています。胸の部分の胸椎のカーブがきつくなった状態が猫背です。 なぜ、猫背が癖になるのか。理由はその方が楽に感じるからです。 猫背は、心身ともに悪影響を及ぼします。まず肩が前にきて胸が閉じた状態になるため、胸郭の働きが鈍くなって呼吸が浅くなり、代謝機能が落ちます。酸素の摂取量が減れば脳などの活動に悪影響を及ぼすのです。また肩凝り・背骨は自律神経などの通り道、背中が丸いと神経が圧迫され、偏頭痛や内蔵機能の低下等、様々な体調不良を招きます。 また精神的にも、猫背だとプラス思考になりにくく、悪い姿勢でいれば幸福な気持ちになりづらい、猫背はその人の気分が落ち込んでいるように映り、実年齢より老けて見えるなど精神面の弊害も多いのです。
では、猫背を直すにはどうすればよいか?加齢で背骨が変形した場合は、外科手術などが必要ですが、普通の人ならば、日常生活から常に背筋を伸ばす、姿勢を浴しようとの意識改革の努力を続けましょう。働いている人も、姿勢に気をつけ、30分間作業をしたら席を外し、首筋を伸ばすとよいでしょう、また「キャットレッチ」と言う、体の胴体部分にあたる体幹軒肉を鍛える体操があります。猫背はまるまったポスターみたいなもので、裏側に丸め直せば元に戻るようにする体操だそうです。