予防医学豆知識

免疫力って何? ストレスで低下・腸内環境も影響!!

4月1日

免疫力が高いと病気にかかりにくくなるといわれます。 免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスを撃退したり、ガン細胞が増殖したりしないよう守る仕組みです。

免疫細胞には、ウイルスに感染した細胞を殺すT細胞やガン細胞を退治するナチュラルキラー細胞など様々な種類があります。これらが血液に乗って体中を巡りながら病原体の動きをパトロールします。最近では、動脈硬化の発生にも関わることがわかってきたどうです。

免疫細胞の働きは年を取るにつれて衰えます。だが80歳以上まで長生きした人は中年並みの免疫力を保っていることがわがったそうです。

では、免疫力の維持には何が効くのでしょうか?一般的には、バランスの良い食事、適度な運動、規則正しい生活習慣などが当たり前に言われてますが、最近の研究で、腸内環境も関係すことがわかってきており、マウス実験で、腸内細菌が大幅に減るとインフルエンザウイルスに感染しやすくなることを突き止めたそうです。人間でもヨーグルトを食べ続けると、感染しにくくなるとの研究結果がある。

また、もっとも免疫力に影響が大きいのが、ストレスで、人間の体はストレスを受けると、ある種のホルモンを出して耐えようする、ところがこのホルモンは免疫の働きを低下させるのです。

それと実は健康に気を使った生活は、その窮屈な生活がストレスになり、免疫力を逆に下げてしまう結果になることがあります。例えば、過酷なトレーニングをこなすアスリート達は実は風邪をひきやすいといいます。激しい運動は体にとってストレスなるからだと考えられます。

免疫は、体を少し動かす程度でも、活性化されます、ちんたらと感じるくらいのお手軽運動がおすすめです。またてっとり早いのが笑うこと。よく笑う人は免疫細胞の働きが高いと報告が米国であります。くわしい仕組みなどは不明だが、日々笑っての生活は、損はなさそうです。

とにかく、免疫力を保つには、能天気で少し図太いくらいがよさそうです。

ページトップに戻る