予防医学豆知識

トイレが近くて困る、生活習慣見直し運動を!!

10月3日

寒さが徐々に厳しくなる中、トイレが近くて困っている人もいるでしょう。頻尿は中高年に限らず20代や30代で悩む人も多く、夜中にちょくちょくトイレに起きたり、会議中や映画の途中でもよおしたりと日常生活への影響も多々あります。

トイレが近いなと感じる人は、生活習慣の見直しや簡単な運動で改善しましょう。通常、1日にトイレに行く回数は、4〜7回、夜間では0〜1回で、排尿量も1〜1.5gの尿を出します。日常的にこの回数や量を超えていると、頻尿の疑いがあります。

頻尿の原因としては、やはり水分の取りすぎが多く、大体成人の場合、激しい運動をした時の補給を除き、1日1〜1.5g程度の水分摂取が適当とされています。また、飲み物の種類によっても違い、コーヒーや緑茶などのカフェインを含んだものや、アルコール類は膀胱を刺激しやすく利尿作用があります。 麦茶などのノンカフェイン飲料に切り替えると良いでしょう。 また、若い人が頻尿になりケースでは、外出時や何かしらの緊張を強いられると尿をもよおす精神的な理由や、女性などは特に加齢や出産で膀胱や尿道を支える骨盤の底にある筋肉の損傷と関係が深い、損傷で、筋肉が弱ると尿道が緩んで頻尿や尿漏れなどが起こりやすくなります。

克服策としては、まず精神的なものは、意識的に尿を我慢するトレーニングを積んでみましょう。通常の1回の排尿量は250〜300gだが、緊張から尿意は100g程度でトイレに行ってしまうのです。 最初は無理をせず、徐々にトイレに行く間隔を伸ばし、最終的には、2〜3時間持つようになれば大丈夫です。まず家などいつでもトイレに行ける環境で試しましょう。骨盤底の筋肉損傷・衰えを改善するには、おなかとお尻に手を当て、キュッと引き込むように引き締め、〔上に引き上げるような感覚〕その状態を5秒ほど維持した後で、ゆっくりゆるめる。1日10回を目安に、ちょっとした時間にやると良いでしょう。

尿の問題は、体質だから、年をとったからと諦めず、改善に取り組みましょう。

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