寝る前は何ともなかったのに、朝起きた時に首や肩に鋭い痛みが走り、動きがままならなくなる「寝違え」。実は、送迎会・歓迎会・花見が重なる春先は、発生が集中すり季節なのです。一週間ほど安静にしていれば自然に回復するが、普段から首や肩の凝りを和らげておくと予防になります。
寝違えは、起床時に起きる頚部や肩甲骨周辺部の急性の痛みを指します。頭を傾けなくなったり、振り向けなくなったりと、症状は様々ですが、動きがぎこちなくなり、関節に動く範囲が狭ばる点は同じだ。分かりやすく言えば、就寝時の捻挫と考えてもらえばよい。
寝違えは、熟睡している時、筋肉が緩み、不自然な姿勢のままでもすぐに戻らず、筋肉や腱がが長時間伸びたままになりやすく、頚椎や背骨にも余分な力がかかり、血行の不良や神経を傷めて炎症を起こすのです。寝違えは男女を問わず、幅広い年齢層で起こります。特に飲酒後に、そのまま布団にうつ伏せで寝てしまうと、起こしやすく、データ的にも、3〜4月と12月に寝違えが多いようです。
で、寝違えの対処法ですが、激しく痛むときは、安静にするのが一番。また湿布は、最初は冷やすのが一般的、24時間後あるいは痛みが軽くなってからは温めるのが基本です。冷やし方は、氷のうやアイスパックを患部にずっと当てるのではなく、10分間当てて、10分間外す。これを3回ほど繰り返すのが無難です。初期の痛みを軽くした後は、筋肉の緊張・血行をよくするうえでも温かい湿布をするのが良いでしょう。!!