予防医学豆知識

3月1日

「頭がガンガンする」「こめかみが締め付けられるよう」−誰でも経験のある頭痛。日本人の4人に1人が、日常的な頭痛に悩む「頭痛持ち」と推測されている。

このような慢性頭痛には、緊張型頭痛・偏頭痛・群発頭痛の3種類があり、この中で最も多いのが緊張型頭痛、症状としては、締め付けられような痛み・首や肩がこ凝り、決まった時期はなく、夕方ひどくなり事もある。また痛みが何日も続くことがある。この頭痛は誰もが可能性があり、主に精神的なストレス・同じ姿勢を長時間続けたとか考えられ、対処法は入浴して首や肩を温める、ストレッチや体操でコリをほぐすことである

次に偏頭痛は症状としてずきずき脈打つように痛み、吐き気や、光や音に敏感になる。主に20〜40代の女性に多く、1ヵ月に数回発症し、休日に起きる人も多い、原因としては頭の血管が広がって炎症と考えられている 対処法としては、こめかみや耳の辺りを冷やす、静かな暗い部屋で横になることである。また寝不足や寝過ぎにも気をつけ、赤ワインやチョコレート・チーズ等は頭痛を誘発させるので出来るだけ避けるようにしましょう。

最後に群発頭痛ですが、目がえぐられるように痛み、のたうち回るほどの苦痛がある場合がある。特に男性に多く、年に1〜2回、1〜2ヶ月間、連日起き、季節の変わり目や深夜に起こる場合があります。原因としては、頭の血管の拡張が原因と言われます。対処法としては、窓を開け深呼吸、痛い部分を冷やすことと、頭痛の起こる時期には飲酒・喫煙に、入浴を控えること、あと気圧変化に注意することです。

以上が頭痛の3種類の特徴等でありますが、手足の麻痺・痙攣、ろれつが回らないと言った、過去に経験のない症状があればこれは慢性頭痛ではなく、脳疾患の疑いがありますので速やかに医師の診断を受けましょう!!  

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