経済の悪化で何かとストレスは高まるばかり、新年早々心身共にいまいちの方は多いと思います。
そこで、気持ちを落ち着けるのに加え、全身の筋肉をも鍛える呼吸法を紹介し、日頃の体調管理法として活用してもらいたい。
その呼吸法とは、簡単に説明すると、腹筋を使いおへその下に力を入れて深く吐くものです。具体的には、へそから十センチメートルほど下にある「丹田」に力を入れながら、(東洋医学では、このあたりは任脈というとても重要な経絡が通っているのです。)八〜十五秒ほどかけて域をゆっくり吐き、吐ききった後に自然に任せてすっと吸う。解剖学敵には横隔膜を下げて腹筋に力を入れるものです。
この呼吸は、もとは座禅をする時の呼吸でもあり、気分を落ち着けたり、集中力を高めたりするのです。また筋肉の緊張を高める作用もある。これは脳細胞から「セロトニン」と言う脳内や全身の神経の働きを活発にする神経伝達物質で、筋肉を収縮させる働きもあります。
特に下腹に力を入れるので、腹筋が鍛えられ、下腹のたるみが解消されたり、内臓も強く調子が良くなり、便通も通るようになり便秘から解消されます。また姿勢を保つ筋肉を適度に緊張させるので、肩コリなどからも解消させる効果もあります。どうぞ試してみてください。