予防医学豆知識

日焼けの炎症、まずは患部を冷やすこと!!

9月5日

9月に入りだいぶ過ごしやすい温度に下がってはきましたが、まだまだ日差しは強い。秋まで肌に日焼けトラブルを残さないためにも、紫外線を浴びたときには、迅速なケアが欠かせません。

日焼けは、医学的には軽いやけどで、紫外線は皮膚の細胞内に活性酸素を発生させ、細胞のDNA(デオキシリボ核酸)を傷つける。活性酸素はシミやしわ、皮膚ガンの原因にもなります。皮膚が赤くなりのは、紫外線が皮膚を刺激して血管を拡張させるためです。やけどと違いやっかいなのは、すぐに症状が出るのではなく、4-5時間後に赤くなり、翌日に最も症状が悪化し、数日続くのです。

日差しを浴び過ぎたかもと思ったら、まず最初に患部を冷やすこと、流水やシャワーなどで肌を冷やす。範囲が広ければ水風呂に入ったり、濡れタオルをかけたり、扇風機に当たるのも効果的です。ただし、気をつけないといけないことは、体全体を冷やし過ぎないようにすること、短い時間で何度も繰り返すのが、効果的です。

またよくキュウリを薄く切って肌に張るなどの民間療法は、医学的根拠はまったくなく、返って悪化させる可能性があるのでやめましょう。

最後に体の内側から日焼けの症状を和らげるには、食事に気を配ることです。具体的にはビタミンCやEなどで、かぼちゃや豆類などの野菜を多く、普段から多く摂取しましょう!!  

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