予防医学豆知識

脚のむくみの解消法は、足首の運動やマッサージで!!

3月3日

「オフィスで一日中、座りっぱなしで事務作業していると、退社時間になると、脚がむくんでいる。」

「朝から晩まで外回りしていると、夕方近くから脚がむくんでだるくなる。」 と言って、ブーツや靴がきつくなるーー特にこの季節、こういった脚のむくみに悩む女性は多いようです。

動脈からしみ出した水分は組織内を巡って栄養素を供給した後、今度は老廃物とともに静脈やリンパ管に回収されることで、体内で循環している。ところが、回収されるはずの水分が、なんらかの原因で血管の周りの細胞に、たまってしまうために起きるのが、むくみなのです。

脚のむくみには、一過性のものと、病気が原因のものとが考えられます。一過性の場合、重力の影響で、夕方になると、どうしても血液が下肢にたまりやすくなるためで、一晩寝れば、朝には治っている。ただ、一晩寝ても治らなかったり、毎日のようにむくんでは治りを繰り返しているようなら、病気を疑って見る必要がある。たとえば心臓疾患により、血液のポンプ機能低下が考えられますし、また下肢の表面がでこぼこしているのなら、静脈瘤のシグナル、その他、肝臓や腎臓疾患等が考えられます。 また東洋医学的には、代謝障害体質の痰湿体質で、気・血・津液のうち、津液が滞った状態なのです。

一過性のむくみなら、日常生活をちょっと見直すだけで、むくみにくい脚になれる、例えば、日中座った状態で、かかとを上げ下げして、つま先を伸ばしたり、足首を回してみる。また膝を伸ばして、つま先を体の方に持ってくるようにし、ふくらはぎを伸ばすーーたったそれだけの運動でも効果はあがりますが、、より効果を上げるにはやはり専門の鍼灸・マッサージ師に、定期的に全身・特に下肢のマッサージを受け、脚の筋肉を刺激、血管の収縮を促し、リンパ菅の動きを活発にしてやることで脚に水がたまらないようにしてむくみを解消しましょう。

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