冷え込みが厳しくなり、空気が乾燥し、乾燥肌が気になる季節がやってきました。特に初期症状として、脚や腕、背中がカサカサし、かゆくなる人が多いようです。そんな症状を予防し、和らげるにはどうしたらいいでしょう?
そもそも乾燥肌とは皮膚に潤いを与える水分が少なくなり、表面がカサカサしたり、ひび割れができたりする状態。通常、皮膚の角質細胞の中には一定の水分があり、皮脂によって水分が保たれている。水分や皮脂は肌を守る役割をするが、湿度が低下して汗をかきにくくなる冬は、そのバリアー機能が低下して外部の刺激が敏感になるのです。
初期症状としてはかゆみ、特にお風呂や布団に入った時など、体が温まるとかゆくなり夜眠れなくなることもある。特にスネや腕、背中とか皮脂を分泌する肌の皮脂腺が少ない箇所がかゆくなるのです。
また東洋医学的には、代謝障害体質で、気・血・津液いずれかの流れが滞った状態で、特に気滞体質で陰陽のバランスが崩れた状態が一般的に多いようです。
改善策としては、生活環境を見直し、寝る時の部屋や、長い時間を過ごす職場などが、乾燥していないかチェックしましょう。大体部屋の湿度は60%が理想、「頻繁にのどが渇いたら、肌も乾いていると考えて」加湿器などをうまく活用しましょう。またお風呂も個人差がありますが、40℃以下が適温、つかるのも10分程に留めておき、長くつかるのは止めましょう。また市販されている保湿用のクリームなど(ビタミン系・尿素系)といった種類があり、症状に合ったものをうまく選びましょう。
それでもどうしてもかゆみが改善されない場合は、湿疹がひどくなる前、早めに皮膚科を受診したほうがいいでしょう!!