予防医学豆知識

突然足がつるこむら返り!! 冷え・不摂生が大敵

12月4日

運動中や就寝中、何の前触れもなく、ふくらはぎがつり、強い痛みに襲われる「こむら返り」。冷えや水分不足、さらには暴飲暴食など日ごろの不摂生や無理なダイエットが引き金となるケースが考えられます。

「こむら返り」とはふくらはぎの筋肉が突然、収縮したまま元に戻らなくなってしまった状態です。足の裏や指、太ももなどでも起こります。

東洋医学でいえば、体質としては、痰湿体質であり、津液(生命を維持するための要素であり、特に体を冷やす作用があり、陰陽で言えば陰にあたる)が滞る状態です。また「寒熱弁証」で言えば、寒証で陽気の不足が原因と考えられるので、虚寒証になります。

では「こむら返り」を起こさないようにするにはどう対策すればいいのでしょうか?それはお風呂にじっくりつかり、体を十分温めてから布団に入ることと、出来れば布団は軽い方がいいようです。また日ごろの食生活では、水分補給のほか、カリウム・カルシウム・マグネシウムといった筋肉の収縮にかかわる電解質や、筋肉代謝に必要なビタミンB1を取ることが重要です。

具体的には、カリウム補給には、緑黄色野菜(トマト・にんじんなど)・淡色野菜(はくさい・たまねぎなど)・海草類、カルシウムなら小魚・牛乳など、マグネシウムは、はまぐり・あさりなど、ビタミンB1は、たまご・豚肉など、バランスよく摂取することが大事です。

また運動する場合は、運動前にしっかり柔軟体操をして、筋肉をほぐしてから、始めることをこころがけましょう!!

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