現代は冷暖房器具の発達により、快適な生活環境にあります。その為元来人間は汗をかくことによって、体温をうまく調節していたのですが、現代人はその機能がうまく働かず、冷え過ぎたりして、頭痛がしたり、体がだるくなったり、手足が冷えたりするのです。
しかし、果たしてそれだけの理由で若い女性に多く冷えを感じるのでしょうか!
そこには毎日の食事にあるのです。若い女性は米離れが進んでいて、ファーストフードと言った麦・小麦粉等が中心の食生活が多いと言われています。ここに冷えを感じる大きな理由があるのです。
その理由の前に、東洋医学のことを少し話しますと、東洋医学には陰陽五行と言う考え方があって、世界を陰と陽の相反する二つの要素からなると考えられているのです。たとえば一日は昼と夜があり、人間には男と女がいます。それぞれ昼・男を陽、夜・女を陰とします。この陽と陰のバランスを重視し、そのバランスの乱れにより体の不調が起こるというのが東洋医学の考えなのです。
当然、日ごろ口にする食べ物も陽と陰に分けられるのです、若い女性が好むファーストフードの食材は陰つまり冷性のものが多く、そのため常に体が冷えやすい体質になりがちなのでその点、和食は陽、温性の持った性質を持った食材が多いので、体が冷えにくいのです。
また米・野菜は温性と陰性のどちらにも偏らない平性の性質を持っているので、この三つをうまくバランスを整えるよう食生活に工夫すれば、体の冷えは抑えられ、強いては病気を防ぎ、健康に過ごせるのです。
ですから、冷え性でお悩みの女性の方、ぜひ和食を中心にした食事を心がけてください。